ウクライナ戦争

ロシアがウクライナに侵攻しウクライナ戦争が始まって1年以上たちますが、日本での報道を見ているとロシアが絶対的な「悪」でウクライナは祖国を守るために戦っている「善」!という報道ばかりのような気がします。

その報道内容は基本的にアメリカやウクライナ側からの視点のもので、ロシア側からの視点のものはほとんどありません。仮にあったとしてもこれはロシア側のフェイク情報だとか、ロシアの大本営発表だから事実と違うはず、と言った内容ばかりのような気がします。

またロシア侵攻前にウクライナの東部地域で発生していた問題、正しく言うとウクライナ軍が東部地域のロシア系住民に対して行っていた蛮行についての報道も一切ありませんし、その前の段階で行われたクーデターで親米政権ができた点なども一切報道されていませんね(調べれば出てきますが)。

つまり現在のウクライナ戦争における報道はアメリカ、ウクライナ加えてEU側からの極めて一方的なもので、客観的視点のもとは極めて言い難いという事です。日本の報道機関はもう少しロシア視点からの報道も加えた方がいいんじゃないかと思っています。

ちなみに私はロシアを擁護しているわけではなく、「情報判断を行うときは複数の視点から見ないと正しい事実は分からない」という事を言いたいわけです。まあウクライナ戦争を例に出したのは適切ではなかったかもしれませんが、同じような一方的報道(情報操作?)が見られるものとしてコロナやワクチンの問題、LGBTの問題、温暖化・気候変動、EV化の問題なども一方的な価値観の押し付け的な報道が多く、異論をはさんだら徹底的に攻撃されるという風潮にはかなりうんざりしています(何か年々この傾向が強くなっている気がする)。

これは仕事を進める場合にも同じ事が言えるんじゃないかと思います。何らかの判断を下すときに、一方の意見ばかりを聞いて判断してしまうと、後から”しまった!”というようなことがよく起こります。例えば製造メーカーでは営業と製造がもめることはよくありますが、その時に営業視点だけで判断してもダメだし、製造視点だけで判断しても失敗することは良くあります。やはり大切なのは両方の視点を持って判断することですし、出来れば財務視点や開発視点でも考えてみることが大切ですし、失敗を減らすもっともよい手段ではないかと思います。

まあ、案件によっては独断と偏見で決めないといけないことや、1つの考えで強制的に推し進めないといけないこともありますが(経営判断はこのパターンが多い)、一般的には多くの視点でものを見て、総合的な判断を下すことが必要じゃないかと思います。

ちなみに先のウクライナ戦争の話は、もしかしたら誰かが、意図的に、何らかの意思を持って行っているのかもしれません。意図的に偏った情報を流すことで何者かが大きな利益を得ているのだとしたら・・・。

ここから先は陰謀論になるので書きませんが、出来るだけ多様な視点で物事を見るという事は企業活動の中でも必要なことだと思いますので、そういう気持ちで見て行くようにして行きたいですね。