AIで仕事はどうなる?
昨年末にChatGPTが公開されてからAIに対するニュースが激増しています。
AI自身はかなり以前から開発されていましたし、分野によっては実用レベルで使えるものも既に存在していましたが、今回開発されたChatGPTは日常的な会話のスタイルで質問に答えてくれるし、Googleなどの検索エンジンでは返ってこないような非常に高度な返信をするところに非常に驚かされます。
日本語版と英語版では精度に違いがあるようですが、「○○のプログラムを書いて」とか「小説のストーリーを考えて」など、今までのAIでは考えられなかったような”創造的な”質問にも答えてくれるところが本当にすごいと思います。
実際の所、私としてはこれらのニュースを聞くにつけ本当にすごい時代になったなという驚きが50%、すぐに使ってみたいなという好奇心が40%、このままAIが発達すると将来はどうなるんだろう?という未来に対する不安が10%と言う所でした。
今回のChatGPTに限らず今後AIは間違いなく発達していくでしょうし、現在でも絵やデザインに関するAIはすでに人のレベルに追いついているか、もしくは既に凌駕している感じすらしますね。
多分絵画系のAIの発達はモデルや女優の仕事を奪っていくかもしれません。AIで作ったキャラクターは文句も言いませんし、不倫などのスキャンダルを起こすこともありませんから、今後雑誌広告やテレビのCMなどで爆発的に増えそうな感じがします。
今後AIがどんどん発達すると人の仕事にも大きな影響が出てくるのは間違いないと思います。まずは先に述べたモデルや女優などのうち表面的な美しさ(見た目の美しさ)を売り物にしている人は仕事が激減するんじゃないかと思います。AIなら完璧な美しさを再現することができますからね。
次いで、知識を売り物にしている仕事が影響を受けるんじゃないかと思います。例えば弁護士ならば法的な知識を前提に仕事を進めるわけですが、知識だけならどう頑張ってもAIに勝てるわけがありません。これは教師などにも当てはまると思いますし、司法書士や行政書士なども当てはまるんじゃないかと思います。
私がやっているコンサルタント業界も同じ事が当てはまると思います。いわゆる業界知識や、特定の専門的な知識に依存するようなコンサルタントの仕事は間違いなくAIにとってかわられると思います。
ただコンサルタントの仕事は知識を与えるだけでなく、人と人の関係性を構築したり、言葉で個人やチームのモチベーションを上げたりと言った仕事もありますから、そのような仕事は残るんじゃないかと思います(これは弁護士や教師にも当てはまると思います)。
色々とAIについて思いを巡らしてきましたが、考えているだけじゃなくて実際に使ってみらんと分からんやろ!と思って、マイクロソフトのEdge(検索)に最近付属してきたBingのAIを使ってみました。
色々な質問をしてその内容を確認しましたが、面白かったのは次の質問に対する回答です。
私:最近阪神タイガースが好調なのはなぜ?
AI:先発陣の充実と中継ぎ陣が・・・、下位打線からのつながりが・・・・、やはり監督の高津臣吾の采配が的確で・・・
私:ん? 高津?
私:阪神の監督は高津なのですか?
私:・・・・
まだもうしばらくはAIに仕事を奪われる心配はしなくても良いようです。