ジェネレーションギャップ

アステックコンサルティングの関連会社として、インサイトという会社があります。ソフトウェア開発やSES派遣などを行っている会社ですが(そこの社長もやっています)、今年も新入社員が入ってきました。

まず2000年代生まれというところで私も古参の社員もびっくりしました。ついこの間「平成生まれ」の社員が入社してきたところで驚いた記憶がありますが、もう2000年生まれが入社してくるというところで、時間は容赦なく流れていくなぁと感じた次第です。

まあこの時期はどこの企業でも入社式や新入社員を中心にしたイベントなどが開かれていると思いますが、ご多分に漏れずインサイトにおいても入社式をやり、全体会議(社員全員が参加する会議。会社に出てくる人もいればWebで参加する人もいる)においても新入社員の自己紹介などを行っていました。

当然ながら新入社員は経歴や趣味などを話すことになるのですが、その中で「将来の夢や希望」なども話すことになるわけです。まあ皆さん無難なことを話すわけですが、それらの発表の後で私がコメントすることになったので、将来の夢は「ショッカーに入って世界征服したいです」と言うくらいのことを言ってくれたほうが嬉しいですね。というような話をしたわけです。まぁ一部のおじさん社員にはちょっと受けたのですけどね。

まあその時はそれで終わったわけですが、休憩時間にトイレに行ったときに新入社員と一緒になったので、先ほどの「ショッカーに入って世界征服する」と言うくらいのことを言ってもいいんだよと話を振ったら、新入社員の1人が「ショッカーて何ですか?」と聞いてきたわけです。

「えっ、ショッカーて知らないの?」

「なんか聞いたことはあるように思うんですけど」

「有名な仮面ライダーの敵役だよ。秘密結社の。」

「すいません、仮面ライダーはあまり見たことがないんで」

まぁこの段階で話は終わってしまったんですが、何か心が凍ったような気がしましたね。

これがジェネレーションギャップなのか!と驚くとともに、今後の言動には気を付けないといけないなぁと深く反省した次第です。

思うにこのような感覚のギャップが他にも色々あるんじゃないかと考えてしまいますね。これは年齢差に起因するものだけでなく、役職差や立場の差、職種による差、企業の業種による差など、自分が当たり前と感じていたことがその人にとっては当たり前ではないという事が結構あるんだろうと思います。コンサルタントという仕事は相手に理解してもらってナンボというところがありますから、気を付けて行きたいなと思います。

ちなみに私が若い頃は、偉い人たちに「将来の夢は」と聞かれたときに「ショッカーに入って・・・」と答えると、バカ受けしてたんですけどね。残念です。