生産性向上7つ道具セミナーを実施しました!

前回のブログでも紹介しましたが、2月2日に無料公開セミナーを実施しました。

2日はリアルタイムでの配信でしたが、2/10、2/14、2/22のも録画配信を行うので、良かったら見てもらえればと思います(無料です)。

セミナーでは生産性向上7つ道具を90分の中で説明しましたが、やはりちょっと時間が足りなかった感じです。ただ各手法の概要は説明できたんじゃないかと思っています。

一般的に生産性向上7つ道具というと、いわゆるIE手法やムダ取り、作業改善のやり方的な意味合いで捉える人が多いかもしれませんが、今回は生産管理的手法やマネジメント的手法を中心に説明しました。

これは何故かというと、現代に様な多品種少量生産環境下で生産性向上を図ろうとしても、従来型の作業改善などの手法では対応できないからです。

一般的に作業改善などを行う場合には、それなりの分析時間と改善時間が発生します。過去のようにある程度まとまったロットで生産する場合には、それなりの改善効果が出るのですが、多品種少量生産が進展していくと1ロット当たりの生産数量が減るわけですから、改善効果も出にくくなるわけです。ただ1品種当たりの改善に必要となる工数は生産ロットの大小に関係なく同じですから、改善にかけるエネルギーに対するアウトプットは非常に少なくなるわけです。

まあこの辺が生産性向上7つ道具から現場改善手法類を外した理由なのですが、それに代わって入れたのが生産管理手法やフローラインなどの生産技術的要素と言う事になります。

当日のセミナーで話した内容は、

1.生産計画変更防止

2.リードタイム短縮

3.負荷予測と平準化

4.スケジューラ

5.総枠型人員管理

6.清流化生産の実現

7.DXによる”見える化

以上の7つの手法です。基本的にこれらは一気通貫生産を実現する場合に必要な手法でもあるのですが、ちょっと難しかったかなと反省しているところです。

特に整流化生産などはモノ作りの流れを俯瞰的に把握してないと理解しにくい手法でもありますから、難易度は高かったかもしれません。

ただ現在の生産環境において抜本的に生産性を上げようと思った場合は必要な手法であることは間違いありませんから、しっかりとセミナーで学んでいってほしいと思います。(スケジューラとDXによる見える化以外の5つは、一気通貫生産方式の書籍で詳しく説明していますから、読んでいただければ幸いです。)

以上、セミナーのイメージを書きましたが、まだ録画配信の機会も残っているので、ぜひ見ていただけたら、と思っています。