書籍がもうすぐ出版されます!
昨年の秋位から原稿を書いていたのですが、何とか2度目の校正も終わり何とか出版できるところまで来ました。
書籍のタイトルは「儲かる企業は必ずやっている「見えないコスト」削減!」です。
出版はいつもの日刊工業新聞社、価格は2200円(税別)、発売日は3/31になりました。流通等を考えると本屋に並ぶのは4/4位になるそうです。
まぁちょっと微妙なタイトルですが出版社の押しもあってこのタイトルにしました。内容的には「見えないコスト」の解説本で、見えないコストが原因で企業の高コスト化が進む、見えないコストを削減するための方法を色々と解説しています。
ざっくりとした目次は以下の通りです。
第1章 見えないコストが存在する
(1)日本の生産性は低い
(2)「見えるコスト」と「見えないコスト」
(3)「見えないコスト」に気づかない
(4)「見えないコスト」を助長する諸要因
(5)フローコストという考え方
第2章 基本フローにおける「見えないコスト」と改善策
(1)生産管理フローにおける「見えないコスト」
(2)製造フローにおける「見えないコスト」
(3)調達フローにおける「見えないコスト」
(4)設計フローにおける「見えないコスト」
(5)営業フローにおける「見えないコスト」
(6)内部管理フローにおける「見えないコスト」
第3章 「見えないコスト」削減活動の進め方
(1)「見えないコスト」削減の考え方と取り組み方
(2)モノづくりの仕組みを変えて行く
(3)業務フローを単純化・高速化していく
(4)仕事の総量を減らしていく
第4章 仕組みを変えてコストを下げる
(1)「見えないコスト」削減の結果はどこに出るか
(2)DXで構造改革を促進する
(3)最終目的は競争力強化であることを忘れない
以上が目次なのですが、これだけで結構長くなってしまいました。
内容の解説は今後行っていこうと思いますが、基本的な流れとしては日本の生産性は低いという事実、正確には25年前は世界1位だったのに日本だけが生産性の伸びが止まったために諸外国に徐々に抜かれて先進国では低位、中進国を入れてやっと中間位の位置にあるという事をベースに何でこうなってしまったのか、その原因を色々考察しています。そしてその原因の1つが「見えないコスト」の存在であり、それがが会社の中に蔓延することによって極めて非効率な会社、工場になっていること事を記しています。そして「見えないコスト」を減らすためにはどんな改善を行うべきなのかについても色々と書いています。
この本を書きながら思ったのは日本の工場は本当に20年以上ほとんど変わっていないな、という事です。作り方も、設備も、人も変わっていない、どちらかと言えばすべてが劣化しているという事です。諸外国に抜かれてしまったのは偶然ではなく必然だったという事ですね。
これらの内容については今後解説していくつもりなので、期待して待っていてください。