寒くなりました

自民党の総裁選、衆院選挙が終わって国内的には落ち着いてきたように感じます。衆院選では立憲が議席数を減らしましたが、私はもっと減るだろうと思っていたのでちょっと驚きではあります。そもそも前回の衆院選時は民進党小池百合子希望の党に合流するときに、排除するしないでもめて枝野氏が急遽受け皿となる党を作ったんですが、その時は「排除された人たちが可哀そう」と言う論調がマスコミ全体に流れ、判官びいき的な流れで当選者を出したので、個人的にはかなり減るんじゃないかと思ってました(希望の党自体も小池効果で当選した人が多かったように思います)。それがこの程度の減少で済んだのは野党共闘にも一定の効果があったと判断した方が良いのではないかと思います。それと維新も増えるとは思っていましたが、ここまで増えるとは考えていなかったのでちょっと驚きです。まぁ大阪の場合は吉村知事効果と大阪自民がダメダメすぎるので、維新に流れたと思いますが、さすがにあそこまで圧勝されるとちょっと危険性を感じますね。

そもそも私は小選挙区制度を何とかしてほしいと思っています。何と言うか、小選挙区では投票したい人がいない!わけです。大阪5区などは自民と公明の選挙協力区ですし維新も公明に配慮して候補者を出していない。ちょっと驚きの人は出ていましたが、基本的に選択肢がかなり限られるので、投票すべき人が見当たらないわけです。今回もくまモンにするか、ひこにゃんにするか悩んでしまいました。やはり中選挙区に戻して投票時の選択肢を増やすべきではないかと思います。小選挙区の生みの親でもある小沢氏が選挙区で負けるというサプライズも起こったので、これを機会に選挙制度の見直しを図ってほしいもんですが、中選挙区にすると自民の議席数が減るのは明白ですからたぶん動かないでしょうね。維新のような地域政党がいくつか出てくれば自民が単独過半数を取ることは難しくなるので、与党再編や選挙制度の改革なども進むようになるかもしれません。たぶん現時点で中選挙区になれば、その結果は比例の結果に近いものになると思いますし、それに少数政党が複数加わった形で、選挙のたびに一部連立がが変わって色々な考え方が政策に反映されるようになるのではないかと思います。今後変わっていく事を期待したいと思います。

それと今回の衆院選で特徴的だったのは与党野党関係なく大物議員が落選したことですね。落選はしなくとも接戦になった大物議員も結構多かったと思いますので投票者に一定の意識変化、候補者を選ぶ基準が変わって来つつあるのかもしれません。基本的にネットを使える世代は増えてきているので、従来の新聞やTV頼みの情報集からネットを使った情報収集に変わってきたのかもしれません。特に野党系でモリカケサクラで悪目立ちしていた候補者は軒並み落選したり、大幅に票を減らしたりしていますからネット情報が参考にされた可能性は高いと思います(基本的に新聞やTVでは野党の悪情報は伝えない)。自民の大物議員については大臣経験者が多く落選していますが、これに関しても有権者は思った以上にしっかり見ているという所ではないでしょうか。基本的に大臣職についてもしっかりと結果を残さないと目立つ分だけ厳しい批判が待っているという事でしょう。今までの自民党の政治家は大臣になればそれで上がり!(大成功者!)的な発想の人も多かったんじゃないかと思いますが、大臣になればそれだけ厳しい視点で見られるという事になれば”大臣になりたい病”の人も減るんじゃないかと思います。

通常政治と宗教に絡むことは出来るだけ書かないようにしているのですが、今回は4年ぶりの政権選択選挙でもあったので記事にしてみました。決して阪神のクラマックスシリーズの速攻敗退の憂さを晴らすためのものではありません(何となく巨人に負けるんじゃないかと思っていた!)。

次回の選挙も必ず投票するようにしましょう。(次回はせんとくんに投票しようかと思っています)。