鬼滅の刃 無限列車編!

鬼滅の刃 無限列車編のDVD(BD)が発売になったので、早速購入して見てみました。

結論から言うと、映像もきれいですし見ごたえのある内容だったと思います。鬼滅の刃の漫画を読んだことのある人なら、違和感なく感情移入して見ることが出来たんじゃないかと思います。特に技のエフェクトというか、刀の動きに合わせて出る装飾表現が美しく、特に煉獄さんの炎のエフェクトは動きも滑らかで非常に高い視覚効果を表しているように感じます。

ただ鬼滅の刃を読んだことの無い人が見た場合には??な映画かもしれませんね。炭治郎の心の最深部が澄み切った世界であることや、列車を止めた後に何の脈絡もなく上弦の鬼が出て来る所辺りは理解しづらいかもしれません(まぁ原作がそうだから仕方ありませんが)。切られた手が突然生えて来る所辺りは???でしょう。

ただ列車が止まった後の煉獄さんとアカザの勝負が非常に見応えがあるので、まだ見ていない人はぜひ見るべきだと思いますね。最後に炭治郎が刀を投げてアカザに刺さった時に想定外のダメージを与えたのは間違いなく次に繋げるための布石ですね。何となくシン・ゴジラの最後のシーン(ゴジラの尻尾から羽が生えた人型の物体が生まれようとしているシーン)を思い出しました。

今この鬼滅の刃・無限列車編はアメリカやヨーロッパでも大ヒット中らしいですね。日本の、特に大正時代を背景にしている所を理解できるのかな?とも思いますが、フランスなどでも興行収入1位らしいですから、それなりに理解している人も多いんでしょう。

そして結構面白いのはフランス人の映画を見た感想を解説しているサイトですね。基本的にフランス人がフランス人の書いた映画の評価を色々解説しているんですが(日本語で)、フランス人が日本文化を熱く語るのは聞いていてこっちが照れる感じがありますし、映画を低評価した人に対して罵詈雑言を浴びせるのは結構笑えますね。基本的に原作を読んだことがある人は極めて高評価ですし、原作を読まずに映画を見た人はそれなりの評価であるのは、日本と同じ傾向ではないかと思います。ちなみにフランスでは18歳になった人に4万円相当の文化活動支援クーポンを渡すらしいのですが、そのクーポンを使って日本の漫画を購入する人が激増しており、担当大臣もクーポンの8割が漫画の購入に充てられていると嘆いているようです。

実はアメリカでもこの映画は大ヒットしており、結構高評価を受けているらしいです。そしてフランス同様に原作を読んだことのある人が熱く語る傾向があるようで、国を問わずオタクの性向は同じと言うことが出来るようですね。

今回は鬼滅の刃の話でしたが、これ以外でも日本の反応と海外の反応を比較してみると結構面白いですよ。自分達で当たり前と思っていたことが全然当たり前ではなかったり、国によって価値観が全く違い、全く逆の評価をしていることも良くあります。例えば今回のコロナ騒動に関してもアメリカやイギリスでは数万人、数十万人の人が亡くなっているのに、マスクするのは嫌だ~というデモ行進を行っていたり、全裸でマスクだけしてうろつく人がいたり(たぶん目立ちたいだけ?)、全力で自分の権利を主張していますが、逆に日本では強制されないのにほぼ全員がマスクをしていますし(同調圧力に負ける)、中国でさえ困難なワクチンの全員接種に官民ともに邁進しています。

別にマスクをすることがどうのと言っているわけでは無くて、同じ問題でも国が違えば答えも違うしアプローチ方法も違うという事を知ることが非常に大切という事です。言わば出来るだけ多様な視点を持てれば問題の本質に近づくことが容易になり、課題解決力も上がって来るという事です。

ブログを読んでくださった皆さんもちょっと海外の鬼滅の刃サイトを見てみませんか。文化の違い、考え方の違い、視点の違いに気づかされることが色々あると思いますよ。

 

<追伸>

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