すべては波?

今日はいつもとちょっと趣向を変えて量子物理学の話をしたいと思います。いわゆる素粒子(クウォークやフォトンニュートリノなど)とかの話ですね。

実はこの辺の話が結構好きなんですが、物を徹底して細かく分けて行くと最終的にはこの素粒子の世界に入って来るんですね。分子屋→原子→陽子中性子素粒子と言う順番で別れて行くんですが、最終的に素粒子の世界に入って来ると、もうこれは物質なのか波なのかよく分らない性質が出て来るんですね。

例えば光も素粒子の1つ(フォトン)と言われていますが、この光が物質なのか波なのかを確かめるための有名な2重スリット実験と言うものがあります。暗い部屋で細い切れ目を2本入れた紙に光を当てると、紙の向こう側に光の筋が出来るんですが、これが干渉模様みたいに見えるというものです。もし光が物質ならスリットの2本の線と同じような模様が見えるはずですが、干渉模様(静かな水面に石を2個投げ入れたときに出来る波が重なったような模様)に見えるという事から光は波の性質を持っているんじゃないという話です。

つまり物質の全ての大元である素粒子が波であるという事は、それが集まってできた原子や分子も波という事であり、いま私たちが見ている物質も波で出来ているという事になるんですね。これはなかなか面白い話で、物質が波であるという事になれば世の中で解けていない色々な謎に答えを与えてくれるかもしれません。

例えば色は7色と言われますが、人が見えているのはいわゆる可視領域の光だけで、紫の先には見えませんが紫外線の領域がありますし、赤の外には赤外線領域があります。その延長線上には見えませんが電波領域もあるわけです。つまり私たちが見ているものは波長のごく一部の領域だけで、実際には人が知覚できない(見えない)領域が実際に相当あるという事です。

良く幽霊なんかも見える人には見えるけど、見えない人には全く分からないと言われますが、幽霊が可視領域外の波長に存在しているのなら、普通では見えなくても当然なわけです。極まれにその波長を見ることが出来た人が見たものが幽霊なのかもしれません。同じように精霊や妖精、河童や天狗なども実在するんだけど、可視波長域ではないのでほとんどの人は見ることが出来ないのだと考えるとなかなか楽しいものがあります。

天国や地獄に関してもスウェーデンボルグの著述にあるように、「天国と地獄は今ここに同時に存在している」という話も、すべての物が波で出来ているという事ならば理解出来ないことは無いのです。もしかしたらUFOなんかも人には見えない波長の中に存在しているかもしれません。

今回は脱線気味の話になりましたが、物質は波で出来ているかもしれないという話は本当の話ですから、オカルトではなく真実の深淵という所ですね。

量子物理学は非常に面白い学問ですから、皆さんも学んでみたらどうでしょうか(理解できるとは言っていない!)

YouTubeにもたくさん動画があります。

 

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