抗原検査を受けました

先日とある企業を訪問した時に新型コロナの抗原検査を受けました。よくTVなどで報道される抗体検査(新型コロナに対する抗体の有無を確認する)では無くて抗原検査(新型コロナウィルス自体を持っているかどうかを確認)です。まあ簡単に言うとPCR検査の簡易版みたいなもんですね。

基本的に外部から工場に立ち入る人には検査をお願いしているそうで、短時間(5分ほどで結果が出ました!)で結果が出るので使いやすいツールみたいです(精度はやや低いみたいです)。私の場合は(今回は)事務所の応接室で話をするだけで工場には入りませんから、先方は色々気を使って下さったのですが、私の方から「是非受けさせてください」と言って検査を受けました(実は大変興味があった!)。

結果は陰性で何の問題もなかったのですが、今回のコロナ禍はこういう所にも影を落としているのだなと思った次第です。

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今回のコロナ禍は本当に産業の色々な部分に影響を与えています。私どものお客様でもコロナで大幅に受注が落ち込んだ企業もあれば、逆に仕事が増えた企業もありますが、ほぼすべての企業で新型コロナ対策に時間も費用も費やしており、大きな負担になっていることは間違いありません(企業としては対応をやらざるを得ない!)。

実際問題として新型コロナが流行り始めて1年がたち、コロナの性質も徐々に分かってきたように思いますが、本当にここまで厳密な対策が必要な病気なんでしょうか? 何となくTVや一部の感染症専門家(自称)が煽り立てているだけのように感じます。特に某都知事などは今回のコロナ禍を政治問題化し、国と対決している知事を演じようとしているだけに見えますね。

先日グローバルダイニング社が新型コロナ対策の妥当性をめぐって都を提訴しましたが(直接的には時短命令について)、この提訴に賛同する人も結構いるんじゃないかと思います。都に限らず政府もですが、飲食店をクラスター源と決めつけた対処を行っていますが、どうもその根拠は希薄なように感じます(それを示すデータが希薄)。私が思うに満員電車の方がよっぽど危険な気がしますけどね。まあいずれにしても何かしらのターゲット(批判の対象)を作っておかないと批判が都や政府に来ますから、飲食店がデコイ(おとり)にされただけのような気がします。

また、この件に関してはマスコミもどっち側で報道すべきか迷っているように見えますね(都側?企業側?)。一般的にマスコミは反権力を是としていますから企業側を応援したいんでしょうが、そうするとこれまでの報道姿勢(コロナは危険!)とは逆になりますから、どっち側で報道すべきか社内で議論をしている所だと思います。まあ意見がまとまらなかったら無視するという手もありますけどね(この可能性が高いと思う)。

いずれにしろ今回のコロナ禍で私が思ったのは、「マスコミ(特にTV)の影響力は捨てたもんでは無いなぁ」という事です。ネットの言論が強くなったと言われていますが、世間に対する影響力、拡散力はまだまたTVの方が強いように感じます。ネットの記事や動画に関してもTVや新聞がベースになっているものが多いですし、特に今回のコロナのような話題に関してはTVが最大の情報源になったように感じます(是非は別として)。

一方的な情報を大量に流し続けるというマスコミ戦略に対しては実はネットも同じような戦略を取っている部分もあります。アメリカ大統領選で明らかになりましたが、フェースブックツイッターなど巨大な情報通信企業がトランプ氏が有利になりそうな情報は全てシャットアウト(検閲)し、情報の単一化を図ったのは記憶に新しいですね。

いずれにしろ、今回のコロナ禍で明らかになったのは強い情報伝達力を持った側が圧倒的に強いことですね。正誤に関係なく大量の情報を流せる側の論調が主導的になり、それを覆すのは中々難しいという事です。

結局、情報を制する者が世界を制するという事になるんじゃないかと、抗原検査の待ち時間中に色々考えてしまった私です。